明大右腕も急浮上 今秋ドラフト創価大・田中“一強”に異変
その一方で、田中の1位入札を回避する動きを見せ始めている球団も出てきたという。
「投手でいえば、田中ほどの馬力はないが、毎年コンスタントに勝てると評価を上げている柳裕也(明大=右投げ右打ち)。山崎福也(オリックス)、上原健太(日本ハム)と2年連続でドラ1投手を輩出した明大で、2年時には2人を押しのけて初戦の先発に抜擢された。横浜高時代から制球力が高かったが、大学時代で打者を打ち取る投球術に磨きをかけたのがいい。いい意味でまとまっている。複数球団が1位指名を検討しているそうです」(パ球団スカウト)
アマ野球に詳しいマスコミ関係者はこう言う。
「田中が投げた同日に好投した最速153キロ右腕の黒木優太(立正大)、社会人なら最速150キロ右腕でスライダーが武器の山岡泰輔(東京ガス)もプロの評価が高い。今年のドラフトは田中の一本かぶりといわれていますが、意外と1位指名は割れるんじゃないでしょうか」