実戦復帰のG阿部に「一塁案」も…投手陣が眉ひそめる理由
ギャレット自身の失策はまだ1だが、記録に残らないミスは多い。遊撃の坂本はすでに3。送球エラーにはギャレットが捕り損なったものもある。
「一塁がダメなら左翼へいけばいいじゃないかと、そんな単純な話じゃない。左翼ならもっときつい。動けない、捕れない、投げられないの三重苦。だからオープン戦でもほとんど左翼の守備に就いていない。今年はただでさえコリジョンルールが採用されて外野手の送球の質が問われる年。ギャレットのレフトだけは勘弁して、というのが投手陣の本音だと思う」(前出の関係者)
巨人は8日、ナゴヤドームでの中日戦で大野に完投を許して連敗。開幕から捕手を務める小林の打率はこの日、2割台を切って.191にまで落ちてきた。指揮官が設定した「100試合以上」は体調面で無理でも、阿部はいけるところまでマスクをかぶるしかないようだ。