最多賜杯更新も 白鵬が理解できない大横綱“引き際の美学”
相撲以外でも、引き際の美学というものはある。プロ野球の王貞治(当時巨人、現ソフトバンク球団会長)は、30本塁打を記録しても80年に現役引退。「王貞治のバッティングができなくなった」と言ってバットをおいた。30本のホームランを打っても、自分が理想とする打撃ができないことで、野球人として潔くユニホームを脱いだのだ。
「これ見よがしの懸賞金の受け取り方もそうだし、白鵬には日本人の美的感覚が理解できないのではないか。中継するNHKからは持ち上げられ、タニマチばかり寄ってくる。勝って稼ぐお金だけが自分の尺度になっている。今の白鵬は『オレが何を言っても、みんな納得するだろう』と思い込んでいるんでしょうね」(前出の中澤氏)
金儲けしか頭にないモンゴル人力士に横綱らしさを求めても八百屋で魚だが……。