松山にも牙むいたリンクス 全英オープンは日本勢撃沈
【全英オープン 2日目】
大会2日目は雨天になり、1オーバー75位発進の松山英樹(24)はリンクスの厳しさを味わうことになった。
雨でグリーンが重くなりタッチに微妙な狂いが出ていた。3番、4番で3メートルのバーディーチャンスにつけながら入らない。5番パー3でやっと5メートルを決めたが、この日のバーディーはこの1つだけ。6番パー5では10メートルのパットを打ち過ぎて6メートルもオーバーしてグリーンからこぼれ落ち、返しも入らずボギー。8番パー3も3メートルのパーパットを沈めることができず、この時点で2オーバー・64位で前半をターン。
バック9に入り、雨風ともにひどくなると、アゲンスト風ではドライバーが220ヤードしか飛ばなかったり、20ヤード近くも右や左にボールが流されてフェアウエーをキープできない。10番からボールコントロールがまったくきかず、3連続ボギーをたたいて一気に5オーバー・96位まで後退してしまった。
それでも残り6ホールで、1つでも縮めることができたら予選を通過できた。しかし冷たい雨と強い風に集中力も途切れたのか、ミスショットにガックリうなだれた。上がり3連続ボギーと崩れ、通算8オーバー111位だった。4年連続出場で全英オープンは初の決勝進出を逃し、今季は全米オープンに続いてメジャー連続予選落ちとファンの期待を裏切った。