デイ94位、スピース51位 リオ五輪辞退者は初日“低空飛行”
【全英オープン 初日】
世界ランク上位4人を含むリオ五輪出場辞退者は、初日からそろってパッとしない成績だった。
同1位のJ・デイ(28)は2オーバー94位、同2位のD・ジョンソン(32)はイーブンパー51位、同3位のJ・スピース(22)はイーブンパー51位、同4位のR・マキロイ(27)は2アンダー22位。そして同8位のA・スコット(35)は2アンダー22位。
辞退理由は「ジカ熱」「健康上の不安」「過密日程」とそれぞれだったが、賞金が出ない五輪よりも2億円近い高額賞金が出るメジャー大会や、年間王者になれば10億円が手に入るツアーを優先したのは明らかだ。「五輪よりも大事」というメジャーで好成績を残せなければ、ファンの目も厳しくなる。
国際ゴルフ連盟のP・ドーソン会長は「辞退者の数を見れば、ゴルフというスポーツがマイナスに映るのは確実だ」と不快感をあらわにし、国際オリンピック委員会のバッハ会長も大会後に実施競技からの除外を検討する意向を示した。
プロだからメダルより賞金を稼ぐことに重きを置くのは仕方ない。とはいえ、世界中から批判を浴びているのだから、もう少し頑張らなければいけないだろう。