“チャラ男”がサヨナラ満塁弾 日ハム西川を変えた懲罰抹消
「当時の西川は髪の毛を伸ばして茶色に染めるなど、見た目も言動もチャラつくようになった。グラウンド内でも集中力を欠く怠慢プレーを連発。昨季は夏場の試合でアウトカウントを勘違いして外野席にボールを投げ入れたり、ボールカウントを間違えて牽制死など、つまらないミスが相次いだ。これが首脳陣の逆鱗に触れ、9月に懲罰の意味を込めて二軍落ち。外野は岡の台頭や右翼にコンバートされた近藤の存在もあり、自分も安泰ではないと悟ったのでしょう。すっかり反省し、髪の毛も短くして野球に専念するようになった」
かつて西川は中田に可愛がられ、オフは西岡(阪神)らともつるむなど、球団の顔をしかめさせていた。
「彼らは肩で風を切って大阪の町を闊歩していた。それも西川が増長した一因でしょう。最近は中田とも距離を取るようになったようです」(前出のOB)
栗山監督は試合後、「もともと本塁打を打てる打者。今年一年は足を絡めた野球をするため、長打を捨てていた」と、西川の献身をベタ褒め。
29日からの敵地広島でも、“生まれ変わったチャラ男”のバットが火を噴くか。