大田、大累、村田…日ハムで“元G選手”がレギュラー争い
「大田は今年、間違いなくレギュラーに入ってくるだろうね。おそらくセンターを守るんじゃないかな……。打撃フォームも以前に比べて良くなっている。巨人時代は半年ごとにフォームを変えていたけど、今はのびのびやっている印象。大累も最低でも内野の控えとしてベンチには入るだろう」
オフに入団した米国帰りの村田透(31)は、巨人の07年のドラ1。いずれも巨人が「不要」と判断した選手たちが昨年の日本一球団でポジションを掴みかけているのだから、放出した側からすれば複雑ではないか。
■環境を変えれば
冒頭のスコアラーが言う。
「大田はウチも狙っていたんですけどね。交換要員がいなくて断念しましたが(苦笑)。というのも、彼らは環境を変えればやってくれると思っていましたから。巨人の若手は現状に甘えている者が多い。あれだけの補強を繰り返せば、一軍昇格を諦め、『二軍で長くやれればいい』となりがちです。だからこそ、本当の意味で競争できる場に放り込めば、目を覚ましてくれる、というわけです」
巨人の歯ぎしりが聞こえてきそうだ。