日ハムFA増井はオリへ 好条件提示でフラれた巨人の赤っ恥
「マネーゲーム」の結果ではなさそうだ。
国内FA権を行使した日本ハムの増井浩俊(33)が選んだのは、オリックスだった。
今季年俸2億2000万円をベースにした2年契約がやっとだった日ハムは“論外”として、オリックスは「3年9億円」。巨人が提示した条件は、オリックスを上回るものだったらしいが、それでもフラれたわけだ。
「巨人は交渉の段階でマシソンの残留が未定で、先発か中継ぎか増井の起用法は流動的だった。しかし、残留が決まってもそこは不確定のまま。『平野に代わる抑え』と起用法が明確だったオリックスとは対照的だった上、結果が出なければすぐに見切りをつけられる球団ですからね」(球界関係者)
狙っていたバレンティンはヤクルトに残留、西武の牧田はメジャーを選択した。ならばと増井に札束を積もうとしたが、うまくいかなかった。オーナーが補強しろとハッパをかけながら、確定したのは、29日に巨人入りを表明した西武の野上1人。カネ以外の部分に問題があると露呈したのは、ダメージに違いない。