メジャー成功のカギ エンゼルス大谷は“器用さ”が武器に
エンゼルスの大谷翔平は5日(日本時間6日)のレッズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。6日ぶりに実戦で打席に立ったが、3打数無安打だった。打者として3戦目の実戦は、第1打席で相手先発右腕ロマノの変化球を捉えて左中間への強烈な当たりを放ったが、中堅手ハミルトンがダイビングキャッチ。相手の好捕に阻まれて長打はならなかった。
三回の第2打席は1死二塁から三ゴロ、第3打席は2死二塁の場面で2番手左腕クロケットの前に遊ゴロに倒れた。2打席連続で得点機を生かせなかったが、バットは振れているようだ。
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その大谷は徐々にだが、メジャーのボールや環境に適応している。
日本時間3日の前回登板は、打者12人から5者連続を含む8奪三振。同25日の初登板でまったくといっていいくらい制球できなかったスライダーを、ストライクゾーンにコントロールすることができた。暴投やスッポ抜けはあったものの、滑りやすいメジャー公認球や傾斜のきついマウンドに対処できるようになってきた。