調子上がらぬ大関高安 停滞は兄弟子・稀勢の里への“忖度”

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■稀勢の負傷で雲行き怪しく

 2016年に年間最多勝に輝いた稀勢の里は同年の昇進こそかなわなかったが、強さはピークともいわれていた。そんな兄弟子と連日稽古を行うことで、高安もメキメキ成長。翌年の大関昇進につなげた経緯がある。

 ところが、稀勢の里は昨年3月場所で負傷。雲行きが怪しくなったのはそれからだ。

「高安も稀勢の里よりは多く出稽古に行っているが、連日というわけにはいかない。相手側の都合もあるだろうし、何より自分が不在では兄弟子の稽古相手がいなくなる……という心配もありますから」(前出の親方)

 両者は2月26日の番付発表から数日間は相撲を取っていたが、その後は稀勢の里の不調もあり、胸を合わせていない。

 横綱昇進直後は「高安を大関に引き上げるのも使命」と話していた稀勢の里は8日、春場所の休場が決定し、6場所連続休場となった。一蓮托生の2人だけに、高安もこのままズルズルと落ちてしまうのか……。

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