現役続行の高木美帆 精神的支柱だった菊池引退に「不安」
名刺代わりのメダルをぶら下げて登場した。
9日、スピードスケートの高木美帆(23)が都内で開かれた明治の新商品発表会に出席。平昌五輪で獲得した金銀銅3つのメダルを披露した。
イベントに引っ張りダコの美帆は、今月1日に首都大学野球の始球式に登板し、6日はアイスショーにゲスト出演。翌7日は日本ハム―ロッテ戦で今年2度目の始球式を務めた。
「いろんなイベントに出させてもらって新しい発見もある」と笑顔で語ったが、平昌でパシュートのメンバーだった菊池彩花(30)の現役引退に水を向けると、硬い表情でこう言った。
「まとめ役がいなくなって、今後どうなってしまうのかという不安がある。彩花さんの役割を自分がどこまで補えるか分からないけど、さらに高いところに行けるよう気を引き締めないと」
五輪まで自分自身を追い込んできた美帆にとって、精神的支柱だった菊池の存在は大きかったという。現役続行を表明しながらも「次の五輪に向けて4年間懸けると言える覚悟はまだない」。4年後の北京に美帆の姿はあるか。