著者のコラム一覧
小野俊哉ノンフィクション作家

1961年岡山出身。スポーツ・アクセス㈲取締役社長。早大理工学部卒、味の素、住友金属工業を経て、03年同社設立。プロ野球、メジャーリーグの記録を分析、評論し各メディアやメジャー球団に情報を提供している。

1、2番の出塁率とクリーンアップの長打率で計算する15OPS

公開日: 更新日:

 巨人の課題は被長打率が.510と高い点だ。先発陣の.557は両リーグワースト。菅野と山口を軸に立て直したいところだ。

 パは意外にもオリックスの.698が最優秀だ。金子、ドラ1ルーキー田島大(JR東日本)などの先発陣が安定し、被長打率が.363と低い。Bクラス5位からの浮上が期待できる。

 打線の「15OPS」から投手陣の「被15OPS」を引いた「TOPS(Total OPS=略称トプス)はチームバランスを表す。

 セでは広島がマイナス.051。この数字では首位が安泰とは言えない。パは西武がプラス.272と強力。日本ハムがプラス.124を確保しているのは予想外だ。連敗の多いロッテはマイナス.178の両リーグワースト。「被15OPS」が.912と悪いのが原因。浮上するには投手陣の整備が課題だ。

【連載】データから見える新ベースボール

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭