巨人・内海が7回2失点の粘投 ゴロで分かる代え時と辞め時
巨人の内海哲也(36)が粘りの投球を見せた。
今季2勝目を目指して10日の西武戦に先発。2点リードの三回に秋山、四回には外崎に適時打を浴びて同点に追いつかれた。五回以降も毎回安打を許したものの、点は許さず、7回102球で7安打2失点。チーム打率.278の12球団最強打線を相手に踏ん張った。「粘り強く投げられたかな」と汗を拭えば、高橋由伸監督(43)には「内容も非常に良かった。粘り強くて内海らしい投球だったんじゃないかな」と褒められた。
この日は「いい傾向」が出ていた。巨人は昨年から東京ドームなどに、高性能弾道測定器「トラックマン」を導入。今年から担当部署も新設された。球団の担当者の一人がこう言うのだ。
「内海の場合は、投球の軌道、持ち球、リリースポイントなどから総合的に判断して『ゴロを打たせる投手』とはじき出されています。これができていれば好調ということ。仮に抑えていても、飛球が多い時は気をつけなくてはいけない。東京ドームは本塁打が出やすい球場。打球が上に上がると、危険度が増しますから」