隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬
ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(19)は「10年に1人の天才打者」としてブルージェイズ傘下の2Aで7月末までプレーし、打率4割2厘をマーク。今季終盤にメジャー入りし、来季は開幕から打線の中軸を担うことになる。
父のブラディミール・ゲレーロは一度も結婚していないが、5人の愛人との間に8人子供がいる。
ゲレーロ・ジュニアは最初の愛人との間に生まれた子供で、母親のもとで育った。
ゲレーロ・ジュニアが幸運だったのは、父親が子供の養育費をしっかり支払ってくれたことだ。養育費は月5237ドル(約57万円)。物価の安いドミニカ共和国で暮らすには十分すぎる金額だった。それがあったからこそ、ゲレーロ・ジュニアは恵まれた野球環境ですくすく成長できたのだ。
ドミニカ人のスター選手は性のモラルに欠ける者が多く、不倫相手との間に子供をつくることが多々あるが、ゲレーロのように養育費をきっちり支払うケースはそう多くはない。最近は、養育費の支払いを怠って告訴されるスター選手が続出している。