13連敗脱出し決勝へ 錦織圭がジョコビッチ戦に向け調整
全米オープンで2年ぶりの4強入りを果たした錦織圭(28)が6日(日本時間7日)、あす(同8日)の準決勝に向けて調整した。
チリッチとの準々決勝では第1サーブの精度を欠いて(成功率55%)苦戦しただけにジュニア選手を相手に約1時間、入念に打ちこんだ。
準決勝の相手は元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)。過去17戦して錦織の4勝13敗。最後に勝ったのは2014年の全米オープン準決勝で、ここまで13連敗中だ。
錦織はジョコビッチについて「(彼の)ディフェンス力はトップ。崩すのが一番大変な選手で、弱点がない」と苦手意識を隠さない。
今大会のジョコビッチは初戦から熱中症を患うなど、万全なコンディションからは程遠い状態で勝ち上がってきた。準々決勝のミルマン戦も2時間49分の戦いを強いられたばかり。
錦織も準々決勝では4時間超えの熱戦を繰り広げが、体調に不安のあるジョコビッチにどこまで食らいつけるか。