台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

公開日: 更新日:

■「もちろん日本ではプレーしたい」

 かつて巨人の外野陣は12球団で最も層が厚いといわれた。それが、今や高齢化の波が押し寄せる補強ポイントとなっているのだ。

 王は昨年、日刊ゲンダイの直撃にこう答えている。

「日本でプレーしたいか? もちろんです。行きたい球団? 自分の実力がしっかり発揮できる環境がある球団であればいいと思っています。同郷の先輩である陽がいる巨人も関心を持っている?伝統があって強いチームだと感じています。日本でやれる自信がなければ、そもそも野球選手として成り立ちません」 

 台湾の球界関係者がこう言う。

「台湾球界とのパイプという点なら巨人の方が上でしょう。まず、母国でも絶大な人気を誇る陽が在籍しているのが大きい。同じ外野手で王の兄貴分ですから。さらに、16年には三軍が遠征し、巨人と台湾OB選抜によるチャリティーマッチも実施された。17年には日本テレビを通じて主催の公式戦全71試合が現地で生中継された。2年前のドラフトで台湾人投手のリャオを隠し玉として7位で指名するなど、何かと台湾球界と関わりを持ってきた。何といっても台湾で国民的英雄の王さん(現ソフトバンク球団会長)の出身チーム。台湾での知名度は一番です。昨年あたりから巨人のスカウトが王の試合を現地で視察しています」

 大争奪戦が幕を開けるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も