FA西の阪神入り ソフトB蹴った本当の理由とプロテクト問題
「環境を変えたくなかった」
先日、阪神入りを表明した西勇輝(28)は、その理由をこう語った。オリックスからFA宣言し、阪神だけでなくソフトバンク、DeNAが争奪戦に参戦。オリックスも宣言残留を認めていた。
「条件面ではソフトバンクが圧倒していた」とは、さる阪神OB。
「ソフトバンクは、4年総額26億円といわれる大型契約を用意。調査をしていた中日は参戦せずに撤退したくらいです。阪神は矢野監督が就任し、喉から手が出るほど欲しかったが、提示額は4年総額16億円程度。ソフトバンクとは10億円の開きがあった。それでも西が阪神入りを決めたのは、家庭の事情も加味したのです」
西は、16年オフに一般女性との結婚を公表している。前出OBが続ける。
「ここ1、2年の間に、大阪市内にマンションを購入し、奥さんも慣れ親しんだ大阪に愛着があるそうです。FA解禁前から在阪球団である阪神が有利といわれていた。そこにソフトバンクが参戦したことで、阪神も当初の4年10億~12億円から誠意として条件を上方修正。西サイドとしてはウハウハの結果になった。阪神のフロントは11月16日に大阪で行われた西との1回目の交渉直後に、グラスを傾けながら食事をしていたそうですから、当初から勝算があったのでしょう」