FA西の阪神入り ソフトB蹴った本当の理由とプロテクト問題
一方、西を阪神に強奪されたオリックスは今後、阪神から28人のプロテクトリストを受け取り、人的補償を求めるかどうか検討に入る。
すでにオリックスは「糸井や福留、鳥谷ら高年俸のベテランがプロテクトから外れた場合、指名する可能性がある」と心理戦を仕掛けているが……。某オリックスOBがこう言う。
「12年に寺原がソフトバンクへFA移籍した際は、ベテランの馬原を獲得した。ただ、本当に糸井や鳥谷を取りに行くつもりがあるなら、マスコミにそんな話はしない。ブラフでしょう。狙いはむしろ、阪神がベテランを優先し、28人のボーダーライン上にいる若手有望株とみている。面白いのは大卒4年目を終えた江越大賀(25)。両打ち転向を指示され、結局断念するなどなかなか芽が出ないが、身体能力が高く、肩や足、守備は一軍でも十分に通用する。矢野監督はそこそこ評価しているようですが、阪神内より他球団の方が評価が高い選手。課題の打撃もウエスタンでは打率.212ながら、15本塁打でリーグ2位。ノビノビした環境かつ、力勝負が主流のパ・リーグの方がマッチするかもしれない」
オリックスはどんな「お返し」をするのか。