強盗団多発…高級車を乗り回す“成金”キューバ選手にご用心
昨年12月、ベネズエラのウインターリーグに参加していた選手の乗ったクルマが、強盗団が高速道路に置いた岩をよけようとして横転。エンゼルスで大谷翔平と仲良しだったバルブエナと、DeNA、ロッテに在籍したことがあるホセ・カスティーヨが死亡。運転していた元ヤクルトのリベロが大ケガを負った。強盗団は岩を置いてクルマを止め、高級車であれば脅して身ぐるみはがそうとしていたのだが、クルマがスピードを出し過ぎていたため、悲惨な結果になったのだ。
この事件は2人の死者が出たのでニュースになったが、治安の悪い中南米では、同様の事件がしばしば起きている。今後、大リーガーがこの手の犯罪に巻き込まれる可能性が高いのはキューバだ。
同国では先月「野球鎖国」をやめると宣言。オフになると、大金持ちになったキューバ人選手が高級車と一緒に大挙帰国することが予想される。
キューバ亡命組の選手には高級車マニアが揃っている。ヤンキースの守護神チャップマンはライノGXとロールスロイスを所有。ライノGXは日本円で2500万円もする装甲車に近い高級ジープで「キューバ産ミサイル」の異名を取るチャップマンにふさわしい武闘派の車だ。レッズの守護神ライセル・イグレシアスは3400万円で買ったランボルギーニ・アベンタドールを乗り回している。レッドソックスに7年80億円で入団したルスネイ・カスティーヨは3Aでくすぶっているが、カーコレクションの方は好調でポルシェ911ターボとベンツGLE63Sを所有。ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)はランボルギーニのスポーツカーであるウラカンとBMWの2車種を乗り回している。