いつになく期待しJリーグ開幕を待ちわびたのは理由がある
昨年のアジアクラブ王者となった鹿島は、昨年12月のクラブW杯でレアル・マドリード、リバープレートなど欧米の強豪と対戦して存在感を示した。新背番号10を背負ったMF安部らが、昇格組の大分に格上としてのプライドを見せて欲しかったが、大分FW藤本の引き立て役に終始した。
この藤本は16、17年はJ3鹿児島で連続得点王となり、18年はJ2大分でチーム得点王(タイ)。今シーズンは主戦場をJ1に移し、鹿島から2点を奪ってみせた。ちなみに17年J3、18年J2、19年J1と「3年続けて別カテゴリーの開幕戦でゴールを決めた選手」でもある。もし藤本が――。
ここぞ! という場面で得点を奪える<星の下に生まれた>選手だったら? <持っている>ストライカーとして、今後も注目していきたい。
日本人GKのパフォーマンスについては、もう数試合見てからきっちり“採点”したいと思う。