日ハム輝星に早期一軍先発の目 新戦術オープナーが後押し
■基本線は5月から6月も
日本ハムの新戦術が一軍デビューに影響するかもしれない。
ドラフト1位の吉田輝星(18)のことである。
吉田輝は去る3日の巨人との二軍戦で公式戦初先発し、3回4安打1失点。変化球はほぼ投げず、最速147キロをマークした直球主体の投球ながら、4奪三振。「今までより安定した投球ができた」と本人も一定の手応えを得た。
首脳陣の評価も上向いている。吉田輝はキャンプ時、フォームが安定せず、制球が乱れるなど苦しんでいたところがあったが、今はブルペン投球はもちろん、実戦でもボールのキレや球の強さが向上し状態はかなりよくなっているとみている。
次回は12日からのロッテとの二軍戦に登板し、前回と同様に3イニングを投げる予定。その後は体の状態と相談しながら徐々にイニング数を増やしていき、5月下旬から6月上旬の一軍デビューに向けて調整を進めていくとみられている。
ところが、ここにきて「一軍デビューの時期が早まるかもしれない」との声がチーム周辺で出始めている。