ソフト内部は戦々恐々 スチュワート獲得で燻る“2つの火種”
3日、ソフトバンクに入団が決まった米ドラ1右腕、カーター・スチュワート(19)が福岡で入団会見。
「練習して、チームを助けられるよう頑張りたい」と語った。
スチュワートは昨年ドラフトでブレーブスに1位指名されたものの、契約には至らず。代理人のスコット・ボラス氏に勧められ、日本球界を選択した。6年総額700万ドル(約7億7000万円)の契約だという。
契約満了後はメジャー移籍が濃厚。敏腕代理人のボラス氏にすれば、「米国に高値で出荷するんだから、育成は任せたぞ」といったところだろう。
当面は二軍、三軍で経験を積むことになるが……。
「球団としても、相当神経を使わざるを得ないでしょうね。故障は当然のこと、酷使もご法度。スチュワートに何かあれば、『日本の球団は育てるのがヘタだ』とレッテルを貼られかねない。決して無理はさせず、その上で6年後はメジャー球団の間で争奪戦になるよう仕上げなければならない。現場もフロントも、いまから戦々恐々ですよ」(球団OB)