大坂はウィンブルドン初戦敗退「泣きそう」と会見打ち切り
テニスの4大大会第3戦であるウィンブルドン選手権(ロンドン)は1日、女子シングルス1回戦を行い、世界ランキング2位で第2シードの大坂なおみ(21)が、同39位のユリア・プティンツェワ(24=カザフスタン)に敗退。4大大会では17年全仏オープン以来2度目の初戦敗退に終わり、今大会後の世界1位復帰が消滅した。
大会前のインタビューで「オールラウンダーを目指している」と話した通り、第1セット序盤は正確なリターンや、積極的に前に出るなど、多彩なプレーを披露。立ち上がりこそ、プティンツェワに流れを渡さなかったが、スピンの利いた相手のサーブに徐々にペースを乱した。タイブレークにまで持ち込み、3―1とリードしながら、自身のミスで5連続失点。このセットを落とす。
第2セットも過去2戦2敗と苦手とする相手にミスを連発した。サーブやボレーが決まらず、自分の思い通りのプレーができない苛立ちからか、座り込んで顔を覆うシーンも見られた。大坂は、芝を利用して巧みなショットを繰り出すプティンツェワに最後まで翻弄されたこともあり、早々と姿を消すこととなった。