岡本は窮地 G“左の長距離砲”大城「第90代4番」奪取のXデー
巨人の大城卓三(26)が8日、2位阪神との試合で豪快な一発を放った。
2―2の六回、西の初球のスライダーを右翼スタンドへ。逆風の浜風を切り裂いた。一時勝ち越しとなるソロは、5月31日以来となる1カ月ぶりの一発。「とにかく塁に出たかった。積極的にいけたのが良い結果につながりました」とコメントした。
初回にも中前に先制打を放ち、3打数2安打2打点の活躍。原監督は「逆風? 当たりそのものは詰まっていたけどね。ここのところ、いい当たりが正面をついたりしていた。(本塁打も先制打も)価値のある2打点だった」と目を細めた。
原監督の高校、大学の後輩でもある東海大相模、東海大からNTT西日本。ドラフト3位で入団して2年目を迎える。本職は捕手だが、マスクをかぶるのは投手がメルセデスの時に限る。原監督は「左の長距離砲」として評価しており、それ以外の時は一塁。5月の終盤から主に「5番」を務める。
■競わせるのが原監督流
それにより、影響を受けるのが4番の岡本だ。大城が捕手なら一塁、大城が一塁なら左翼。要するに、大城のポジションありきで、たらい回しになっているのである。