著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・近本の“球宴サイクル安打”に感じる恥ずかしさ

公開日: 更新日:

 しかし、この沈黙はすなわち3人の違和感を示唆しているとも受け取れる。何しろオールスターのテレビ中継は生放送であり、しかも目の前の試合はその後も動き続けるわけだから、テレビのコメンテーターという立場を考えると、複雑かつ丁寧な論理展開が必要になってくる私見を発表することには、あまり適していない。

 要するに、ゆっくり持論を展開できる時間が生放送にはないということをわかっているからこそ、3人は多くを語らなかったのだろう。

■虎党から見ても……

 私もスポーツ情報番組の生放送のコメンテーターを何度も経験したことがある(末席を汚す程度ではあるものの)からこそ、この気持ちは非常によくわかる。

 たとえば生放送中に何らかのニュースについて突発的な違和感を覚えた時、それを的確に話すためには何分くらい必要になるかを瞬時で計算し、それが番組進行の妨げになると判断すると言及を避けることがある。番組の空気を読むのではなく、番組の制限時間を読んで発言を取捨選択するわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係