スラロームセンターに渓流を会場とする選択肢はなかったか
●アスリート目線 21点
ゴムボートで急流を下るラフティング。関東にある自然会場には、鬼怒川や富士川などの山間部に装備を持って出向く必要がある。五輪を機に競技会場が都心にできたことで、子供や初心者の競技人口を増やしていけるならば、将来への投資とみることもできるだろう。
●周辺との融和性 20点
葛西臨海公園と海浜公園に隣接するため、親水型レジャー施設の拠点とするべきである。ロンドンやシドニー、ノースカロライナの事例では、ピクニックエリアやレストラン商業施設も併設している。家族ぐるみのレジャーサイトとして活用を図っているが、ロンドンのケースだと、コース利用料は8万円程度(1日貸し切り)。年に300日貸し切りだとしても、年間利用料収入は2400万円程度にとどまる。 (つづく)
■総合評価=72点