またまた腰痛…巨人菅野の3度目抹消は“人災”とOB投手苦言
巨人のエース菅野智之(29)が16日、腰痛で出場選手登録を抹消された。
5日の抹消から最短10日で復帰した15日の阪神戦は、4回6安打4失点で降板。原監督に「こんなピッチャーではないと思う」とバッサリやられていた。その試合後、「10日間では足りなかったみたい」と語っていた宮本投手総合コーチはこの日の試合前、「ペナント中はきついかなと。(復帰は)CSになると思う。前回と同じ箇所(腰)。141キロの球はカットボールかと思ったらストレートだもんね。(捕手の小林)誠司は『おかしい』って言うんだけど、本人は『大丈夫』って。ブルペンでは良かったんだけど、長い回になると負担がかかる。CSではリリーフ? それはまだ分からないけど、状況を見て」と説明した。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。
「15日の試合は首脳陣が強行登板させたことになりますね。度合いにもよるが、腰痛は完治しにくく、長引くケースが多い。無理をすると、体がしならないため、棒立ちのように突っ張ってしまい、スピードやキレが出てこない。今、先発投手陣の台所事情が苦しいのは分かる。でも、完治していない菅野を突っ込むほどチームは追い込まれていないはず。宮本コーチは何を見てゴーサインを出したのか。本人の言葉をうのみにするだけなら、投手コーチは必要ありません」