中日は落合人脈一掃でも…松坂大輔をバッサリ切れない理由
「森SDは監督退任後、編成トップのGMを務める構想があった。しかし、球団幹部が交代したことや、『落合色』が強いこともあり、GM就任は消滅。編成権のないSD就任に落ち着いた。とはいえ、森SDは助っ人発掘の手腕に長けている。中南米選手はもちろん、キューバ人助っ人のR・マルティネスやリナレス・コーチら、キューバ政府との窓口にもなっている。中日は森SDを外すに外せない。その森SDが目を光らせている以上、おいそれと松坂のクビは切れませんよ」(セ球団編成担当)
球団内では「今季の年俸8000万円から、2000万円程度の大幅ダウンを提示し、自ら退団を決断してくれたらすべては丸く収まる」なんて声すらあるが、人気者の松坂の処遇を誤ると、ファンの反発を招く恐れもある。
その松坂は27日、ナゴヤ球場で加藤宏幸球団代表と2度目の会談を行い、「球団の考えを聞き、僕の考えを伝えました」と明かした。今月中にも結論が出るというものの、残留交渉では火種が燻っている。