実業団連合は払い損…ナイキ厚底旋風で“1億円効果”に疑問符

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 2018年2月の東京マラソン設楽悠太(28)が2時間6分11秒(2位)で16年ぶりに日本記録を更新。1億円ボーナスの第1号となり、同年10月のシカゴでは大迫が2時間5分50秒の日本新記録を樹立。2人目の1億円獲得者が現れた。設楽も大迫も日本記録を出したレースではナイキの「ズーム ヴェイパーフライ」シリーズを履いていた。

 しかし、ナイキの新製品は世界記録(2時間1分39秒)保持者のキプチョゲ(35=ケニア)をはじめ、アフリカの有力選手はみんな履いている。大迫が日本記録を出したシカゴマラソンでも上位選手はピンクのナイキばかり。去年のロンドンマラソンでも、ナイキの新製品を履いたキプチョゲが優勝。上位陣のシューズはみんなキプチョゲと同じライトグリーンのナイキだった。

 過去2年だけでも、2時間5分を切ったアフリカ選手はゴロゴロいる。世界のトップランナーがみんな厚底を履いてレースに出れば、追いかける日本選手とのタイムは縮まらない。いや、それどころか逆に広がっているのではないか。

■日本選手の記録が少し伸びても…

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