頭脳派助っ人絶賛 ロッテ佐々木“旺盛な好奇心”で成長加速
1月26日にキャンプ地の石垣島入りしてから1カ月。沖縄、高知、宮崎を渡り歩いた佐々木朗希(大船渡)が27日、プロ入り後初めて、本格的なブルペン投球を行い、21球を投じた。
およそ40人の報道陣をはじめ、評論家で阪急OBの山田久志氏、オリックスの選手、ライバル球団のスコアラーらが見守る中、最後は吉井投手コーチに制されるように終了した。余力を残して「腹八分」にとどめた格好だ。
「(この1カ月間は)一軍で高いレベルのプレーを見たり感じたりできてよかった」と充実感をにじませた佐々木はいったん、高校の卒業式に出席するため故郷へ帰る。
キャンプでは捕手のミットに突き刺さる剛球もさることながら、周囲を驚かせたことがある。新助っ人のハーマン(前楽天)が目を丸くして、こう言った。
「プロに入ったばかりの段階では、どういう気持ちで野球に取り組むかが大事になる。佐々木はルーキーだけど、とても観察力があると感じる。自分のことだけでなく、先輩がどうやっているのか、ブルペンで投球をチェックしている。学ぼうという姿勢は楽しみがあるし、若いうちは大事なことだと思う」