大相撲「感染者出ても7月場所続行」に立ちはだかる2つの壁

稽古は“濃厚接触”（Ｃ）共同通信社

　逆に、仮病で休む力士が続出したことで廃止された公傷制度のようなものを設ければ、悪用する力士が出ないとも限らない。

「『そんな不謹慎なヤツはいない』と言いたいけど、人間追い詰められたら何をするかわからないからね。ただでさえ普段と違う調整に不安を抱えている力士もいるだろうから……」（前出の親方）

　協会にとってはどれも難問だ。