阪神は開幕1勝5敗で低迷…二軍は高校球児の人気取りに血眼
「良いことをしているとはいえ、高校生への人気取りに必死やな」
阪神周辺ではこんな声が上がっている。
25日のヤクルト戦にサヨナラ負けを喫し、開幕から1勝5敗と低迷。ボロボロの一軍をヨソに、二軍はドラフト1位の西純矢(創志学園)ら新戦力を前面に押し出している。23日から甲子園で行われた二軍のオリックスとの3連戦では、24日に公式戦初登板を果たした西が3回無失点の好投。25日は同3位の及川(横浜)が2回無安打無失点に抑えると、練習試合から4番起用されている同2位の井上(履正社)が2安打3打点の活躍を見せた。
阪神は昨年のドラフトで高卒新人を5人指名したが、生え抜きの選手がなかなか大成しないケースが多く、高校指導者や球児の印象は決して良いとはいえない。日本ハムに1位指名された清宮が「厳しく指導、成長させてくれる球団」を希望したように、育成に定評がある球団を好む傾向が強いからだ。西純ら高卒新人が1年目から躍動すれば、好感度アップにつながるという思惑である。
■高校球児の人気取りに必死…