開幕から驚異の7連勝 楽天涌井は男気で投げる昭和タイプ
途中降板も連勝は「7」に伸びた。
楽天の涌井(34)が12日の西武戦に先発。七回に足がつりそうになって自ら降板を申し出るアクシデントがあったものの、6回3分の2を2失点。これで開幕から8戦7勝無敗はハーラートップ。防御率2・38も同1位だ。
涌井はこの日、6、7月の月間MVPを獲得。成績を見れば、4年ぶりの受賞も納得だ。
ロッテでは17年から昨季まで3年契約を結びながら、計15勝27敗。オフに金銭トレードで楽天に移籍するや大車輪の活躍とあれば、楽天としても獲得したかいがあったというものだ。
楽天は石井GMをはじめ、浅村や岸、牧田、二軍には石井貴投手コーチと、元西武の選手やスタッフが少なくない。涌井にとっても馴染みやすい環境だったのは確かだ。
月間MVPを受賞した際、「必要とされていると感じている。やりがいがある」と話した涌井。
評論家の三井浩二氏(元西武)は「涌井は意気に感じて投げるタイプ」と、こう話す。