10.25号砲の大学女子駅伝は「箱根」の参考になるのか?
25日号砲の全日本大学女子駅伝は、今季の駅伝では初の全国大会だ。新型コロナウイルスの感染予防策として、無観客での開催となる。
出場する25校は、「関係者(大学教職員・学生及び卒業生等)によるコース沿道等における応援がなされた場合、失格となる場合がある」(拓殖大学公式部活ポータルサイトから)という。大学はホームページなどを通じ、応援の自粛を呼び掛けている。正月に行われる予定の箱根大学駅伝も同様の措置が取られるだろう。
ある大学OBが言う。
「仙台が舞台の全日本大学女子駅伝は、沿道のファンはポツポツ程度だが、駅伝はスタート、中継所、ゴールの3カ所が密になる。違反したら失格になるという厳しい決まりなら、大学関係者は沿道での応援は控えるでしょう。でも、地元の駅伝ファンはそうはいかない。自宅でおとなしくテレビを見ますかね。選手の家族も現地で応援したいはずです。スタートは市営競技場なので無観客は可能でも、各中継所とゴールの市役所前市民広場周辺にやって来るファンにはどう対応するのか。コロナから守るため壁でもつくって見せないようにするのか。過去に例がない無観客開催ですから4連覇を狙う名城大(愛知)の走りより、そちらの方に興味があります」
宮城県と仙台市は23日、新たに男女20人が新型コロナウイルスに感染したと発表。1日の県内感染者数としては過去最多だ。仙台市は20代男性10人など、計16人。駅伝の全国大会に、仙台市はピリピリしているに違いない。