日ハム西川に逆転巨人入りの目 メジャーに意欲も障壁数々
「今季の2冠王であるロハス・ジュニア(30)に加え、リーグ優勝したNCダイノスのナ・ソンボム(31)もメジャー挑戦が濃厚。ナは今季、130試合出場で打率.324、34本塁打、115打点をマーク。パワーは西川よりも上です。メジャーの評価はロハスやナの方が高いのではないか」
■巨人ベテラン亀井と自主トレの経験も
西川は仮にマイナー契約を提示された場合でも、米球界に挑戦する気持ちがあるといわれているが、コロナ禍の状況もあり、ポスティング申請をした上での残留や、国内FA権を行使する可能性もゼロではないという。
「そうなると巨人の動向が気になります。外野手の補強はFA権を行使したDeNAの梶谷がターゲット。西川は梶谷とポジションが重なり、年俸2億円で『Aランク』とみられる。獲得のハードルは高いが、FA宣言をすれば複数球団による争奪戦は必至。西川は今季、打率.306をマークし、2018年には広い札幌ドームを本拠地としながら2ケタの10本塁打を放っている。パよりもレベルが落ちるセなら、さらなる好成績が期待できる。西川の動向次第では、全てのFA選手を調査している巨人が手を挙げるかもしれません」(球界OB)
ちなみに、西川は巨人との“縁”もある。以前にはベテランの亀井と自主トレを共にしたことがあり、16年オフに日本ハムからトレードで巨人入りした石川とも親しい間柄だ。西川と巨人はさて、どう動くか――。