初V大栄翔「親孝行できた」と笑顔 大関昇進の現実味と課題
「貴景勝と同じ押し相撲だが、大栄翔は回転の速い突っ張りが武器。175センチ・183キロと太りすぎが心配な貴景勝に比べて、182センチ・161キロです。体格のバランスも良いので、そうそう大崩れはないだろう。気になるのは自分のペースで突っ張りができないとモロい点。宝富士相手に今場所初黒星を喫した際、本人も『勝ち急いだ』と話していた。果たして大関とりのプレッシャーに負けずに相撲を取れるかどうか。星数と同じくらい、内容も重要になるはず。なにせ、今は大関が3人もおり、いずれも成績が安定しない。協会もまた同じような大関をつくるのは避けたいはずですからね」(ある親方)
大関として相撲を取るのと大関とりに挑むのとでは、前者のプレッシャーの方がはるかに大きいという。
ちなみに埼玉県出身の大関は江戸時代、雷電のライバルだった柏戸宗五郎ただひとり。大栄翔も偉大な力士に肩を並べられるか。