ソフトB千賀を五輪代表投手Cが緊急視察 パ8勝オリ宮城ら有望選手「1次漏れ」の苦肉の策
可能性を捨てきれないようだ。
29日、東京五輪野球代表の建山投手コーチが、ソフトバンク三軍戦に先発した千賀滉大(28)を視察した。
2017年WBCで好投した右腕は代表入りが確実視されていたが、今季開幕直後の4月上旬に左足靱帯を損傷。16日発表の代表メンバーからは外れたものの、こにきて選出した巨人の中川皓太(27)が故障により辞退したことで、「代役」として白羽の矢が立った。
稲葉監督は千賀に加え、19年プレミア12メンバーであるDeNAの左腕・今永昇太(27)や、楽天の抑え・松井裕樹(25)を候補に挙げているが、千賀の実力はピカイチ。この日は6回途中1失点と好投しており、近日中に一軍復帰するプランもある。
とはいえ、本番まであと1カ月弱。仮に千賀を招集しても本来の力を発揮できるかどうかは不透明と言わざるを得ない。
それでも稲葉監督が千賀に白羽の矢を立てたのは、3月上旬にJOCに提出した1次メンバーが関係しているという。例えば、パ・リーグトップの8勝をマークするオリックスの宮城大弥(19)は十分に戦力になるだろうが、1次漏れしているために選びたくても選べない。