反町監督は最終予選中に五輪監督に専念する決断を下した
かなりハードルの高い戦いだった。
2007年2月スタートの2次予選から登場した反町ジャパンはシリア、マレーシア、香港を寄せ付けずに6戦負けなし。17得点・2失点と圧倒的な強さで最終予選に進出した。当時の主だったメンバーを紹介しようーー。
GK西川周作、DF青山直晃、水本裕貴、伊野波雅彦、MF青山敏弘、本田圭祐、梶山陽平、家長昭博、水野晃樹、FW平山相太、カレン・ロバート。2年前にオランダで開催されたワールドユースに出場した選手が主力を占めていた。
2005年はドイツW杯の1年前ということでコンフェデレーションズ・カップが開催された。同時期にオランダではワールドユースが行われていた。
筆者はオランダ国境に近いドイツ・デュッセルドルフを拠点に発売されたばかりのゴルフ5をレンタルし、カメラマンの実兄(六川則夫)とアウトバーンを飛ばしてオランダまで足を伸ばし、グループリーグ3試合やラウンド16などを取材した。
話を五輪代表に戻そうーー。