「30年札幌冬季五輪」橋本聖子氏は招致に躍起…安倍元首相が組織委会長の仰天プランまで
橋本氏は先月17日に開かれた「北海道オール・オリンピアンズ」と損保会社との包括提携協定調印式に、オリンピアンズの会長として出席。「東京大会が終わってすぐに札幌が手を挙げるのかという厳しい声も実際にあったが、東京大会で得たものを次につなげるレガシーをつくり上げていく責務がある」と話し、すっかり札幌招致の“主役”になっている。
「森喜朗氏の辞任後、東京の組織委会長を引き受けたことで、橋本さんの地位は上がった。もちろん今でも森さんがバックに付いている。札幌大会の組織委会長に安倍元首相を引っ張り出そうというプランまで出ています」(招致関係者)
■五輪の政治利用が当然に…
経費削減のための既存施設利用には五輪の“負のレガシー”が見え隠れする。ボブスレーやリュージュなどそり競技は1998年長野冬季五輪の会場「スパイラル」(長野市)を使用する計画だが、「スパイラルは年間2億円の維持費がかかるお荷物施設。解体するにも10億円以上がかかるため、壊すに壊せない」(前出の招致関係者)ため、札幌で再利用する案が浮上したのだという。