FA菊池雄星の移籍先候補にNY金満2球団 敏腕代理人ボラス氏の“ゴネ交渉”が契約のネックに
今回の労使交渉では、ぜいたく税の基準額となる年俸総額を今後5年間、段階的に引き上げることで合意。今季の約265億円から26年には約281億円に増えるだけに、あの敏腕代理人が自身の顧客の契約交渉で妥協するはずがない。金額のつり上げを図るのは必至だ。
「4月8日のレギュラーシーズン開幕まで時間が限られているとはいえ、ボラス氏は気にも留めていないはずです。FA選手の移籍交渉ではゴネるのが常套手段。2018年オフのハーパー(現フィリーズ)のようにキャンプイン直前に合意するのはマシな方で、19年のサイ・ヤング賞左腕カイクルの交渉は長期化した揚げ句、正式契約は6月に入ってからだった。今回の菊池についても資金力豊富な2球団の足元を見て契約を急がない可能性がある」(ア・リーグスカウト)
カイクルは契約が開幕後にズレ込んだばかりか、思うような金額も手にすることができなかった。菊池は妥当な金額でさっさと手を打った方が良さそうだ。