鈴木誠也も標的に? カブスの親会社だったシカゴ地元紙ですら福留とダルを辛辣に批判
メジャー初の球団が誕生した土地柄だけに、目の肥えた野球ファンを満足させるためだろう。新聞だけではなく地元テレビ局、全国放送もカブスに対して手厳しい。
中でもアナリスト(解説者)は言いたい放題だ。元ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが18年にスポーツ専門チャンネルESPNでカブス戦の解説を務めた時のこと。離脱中のダルがベンチに座っているのをテレビカメラが捉えると、「彼を取り巻く環境は非常に悪くなっている。莫大な契約をした投手が投げられないのに普通にチームに同行している。彼はクラブハウスでの信頼を一瞬にして失いかねない」と辛辣な言葉を並べ立てた。
現在、カブスを率いるロス監督にしても、解説者時代はダルを酷評。17年オフにFAになった15年のサイ・ヤング賞アリエッタとの再契約を見送り、ダルを獲得したことに「アリエッタを逃したのは失敗だったのではないか」と日本人右腕をやり玉に挙げたという。
いずれも破格の金額で入団した日本人選手の前例があるだけに、鈴木もアナリストの標的にされかねない。