下関国際を“超スパルタ”で鍛えた坂原監督の「鬼」語録 5度目の甲子園で初の決勝進出

公開日: 更新日:

 下関国際(山口)の坂原秀尚監督(45)は最近まで、部員から「鬼」と恐れられた。春夏通じて5度目の甲子園となった今夏、準々決勝で最強の大阪桐蔭を逆転で撃破。初の決勝に進んだが、2005年の監督就任直後は、長時間の猛練習を課すスパルタ指導に選手が次から次に逃げ出し、部員が1人になったこともあった。17年夏に初の甲子園出場を決めた際、坂原監督は日刊ゲンダイのインタビューにこう答えている。

「(毎朝5時からの練習は選手が自主的に?)半強制です。自主的にやるまで待っていたら3年間終わっちゃう。練習が終わって学校を出るのは21時くらい。本当に遅いときは23時くらいまでやることもあります」

「僕ね、『文武両道』という言葉が大嫌いなんですよね。あり得ない」

「うちは一日1000本バットを振っている。1001本目で何か掴むかもしれない。スポーツ庁が練習を何時間以内にしようと言っているでしょ? あんなんやられたら、うちみたいな学校は甲子園に出られない」

「(部員が)飲んでいいのは水、牛乳、果汁100%ジュース、スポーツドリンクだけ。買い食いもダメ。携帯(電話)は入部するときに解約。3日で慣れますよ。公衆電話か手紙でいいんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動