ヤクルト村上宗隆の「洞察力」は守備でもピカイチ! 九回に守護神マクガフの“なだめ役”
「完璧でした!」
ヤクルトの村上宗隆(22)がお立ち台で会心の笑みを浮かべた。
23日の広島戦、2点ビハインドの六回1死一、二塁の場面でバットが火を噴いた。島内の内角153キロの直球を一閃。右翼席上段に逆転45号3ランを放ち、チームの逆転勝ちに貢献した。
この日、好調の2位DeNAが阪神に快勝。負ければ3ゲーム差に詰め寄られる窮地を救った村神様は、打率.327、45本塁打、110打点で打撃3部門でトップを維持。令和初の三冠王も現実味を増す中、頼れるのは打撃だけではない。
■守護神マクガフのお尻をポンポンと
1点リードで迎えた九回、守護神のマクガフが1死一塁で牽制を悪送球。守備がもたつく間に、走者の曽根が三塁を陥れ、一打同点の危機を迎えた。
マクガフの表情はたちまち紅潮、イライラを募らせた。すると村上は三塁からマウンドへ歩み寄り、守護神をなだめるようにお尻をポンポンと叩きながら言葉をかけた。ヤクルトOBが言う。