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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

驚異的「円安ドル高」が大リーグを目指す日本人選手に与える“意外な影響”

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 もちろん、日本と同様に年俸には所得税が課せられるし、居住する州や市などによっては連邦だけでなく地方自治体がいずれも所得税を徴収するなど、納税の義務は不可避である。

 しかし、着実な米国経済の成長を背景に、各球団が経営規模を拡大し、観客も入場料や飲食代の高騰を受け入れて試合会場に足を運び、結果として選手の年俸も上昇するのが、現在の大リーグだ。

 それだけに、年俸という面では、現在の円安ドル高に象徴される日米間の経済格差の広がりは、大リーグを目指す日本球界の選手にとって、決して悪い話ではないのである。

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