日本ハムのドラフト戦略に新庄監督関与の波紋…矢沢宏太「1位指名」公表も意向を反映か
この矢沢の指名は3日、「(ドラフト)1位は決まっている。両手で(クジを)引いちゃおう」と発言した新庄監督の意向に沿ったものでもあるという。
「新庄監督はスカウト会議にこそ出席していませんけど、最終的に稲葉GMが新庄監督の意向もくんで指名を決定したフシがあるのです。新庄監督は当初から、今年のドラフトでは即戦力が欲しいと強く希望していましたしね」とは、前出のOB。
矢沢が即戦力になるようならともかく、そうなる保証はいまの段階でどこにもない。それより何より今後、ドラフトだけでなく、FAやトレードなどの補強にも「どんどんいく」と公言している新庄監督の意向が反映されるとすれば、いよいよフロント主導の長期的なチームづくりからかけ離れることになる。前出のOBは、日本ハムがドツボにはまらないか不安で仕方がないそうだ。