西武・森友哉は4年18億円でオリ移籍 野球をやるなら「インフレ現象」加速する捕手に限る
「捕手の一軍ベンチ入りは多くて3人。絶対数が少なく、経験がものをいうポジションでもある。突出した成績を残さなくても、着実にキャリアを積めばそれが評価の対象になる。とはいえ、森のような打撃力のある捕手が評価されるのは分かるが、ただ捕手というだけで過大評価されているところも多分にあります。配球の主導権はあくまで投手が握っていた我々の世代からすると隔世の感がありますね」
巨人の小林誠司(33)は今季60試合で打率.148、本塁打ゼロ。それでも来季は4年契約の4年目で、年俸1億円を手にすることになる。そもそも4年契約を結んだ20年は左手首の骨折で長期離脱。出場わずか10試合で打率.056と悲惨だったにもかかわらず、翌年も64試合に出場できるのだから、捕手ほどオイシイ職業はない。