陸上・小池祐貴「27歳の決断」 ハイレベルの米LA留学でパリ五輪のメダル狙う
日本の100メートル短距離陣で10秒の壁を破った者は4人いるが、そこから先は厳しい。17年から米フロリダ大に留学しているサニブラウンも19年5月に9秒99を出したものの、200メートル代表で出場した東京五輪は予選敗退。今年の世界陸上100メートルでは日本人として初めて決勝に進み、10秒06で7位だった。
「世界大会の同種目で日本選手の決勝進出は32年ロス五輪6位の吉岡隆徳さん以来、90年ぶりの快挙。やはり海外で指導を受けていることが大きい。短距離もレベルの高い陸上王国の力を借りるのが成長の近道です。練習以外のことでは不慣れな面も多いと思うが、世界陸上女子やり投げ銅メダルの北口榛花も、強豪国チェコのコーチに指導を頼みメダルにつなげた。小池は著名な指導者の教えでパリ五輪のメダルを狙うという。ロス留学をきっかけに飛躍してほしい」(前出の関係者)
渡米でひと皮むけるか。