侍J大谷との「160キロリレー」に不安あり…佐々木朗希はWBC使用球に順応できるのか
岩手・大船渡高3年時にU-18日本代表として出場した2019年のW杯では、スーパーラウンドの韓国戦に先発しながら、1回19球で降板。右手中指にマメをつくったのが原因で、登板はその1試合に終わった。
■国際球に対応できず
「昨年11月の侍ジャパン強化試合のオーストラリア戦に先発した際も、4回を無失点に抑えたものの、直球のMAXは159キロ止まり。160キロ超えはゼロだった。立ち上がりから制球に苦しみ、4安打を打たれ、奪三振はわずかに2つ。特に決め球のフォークボールをまったく操れず、三回までは明らかに国際球に対応できていなかった。吉井投手コーチも、『直球も変化球も(本来の)5割くらい』と言っていましたよね」(前出のOB)
佐々木は年明けに公開した自主トレで、オフに入ってからの練習はWBC使用球で行っていることを明かし、「(感覚は)よくなっている」と手応えを口にする一方、「試合に近い出力で投げたときにどうか」とも言っている。
侍ジャパンの投手コーチを務めるロッテの吉井新監督は本人以上に気が気でない。