司法書士 桧山泰浩(2)野球と司法書士の違い「今の仕事は着地点が決まっている」

公開日: 更新日:

 桧山氏はこの難関試験をわずか2年で突破。国が定めた研修などを済ませると即座に独立し、福岡市内に「桧山泰浩司法書士事務所」を立ち上げた。

「2年半もよそで研修していたから、事務所経営のノウハウは分かっていました。これまで経営のことで困ったことはありません。法人営業や宣伝もあまりしてこなかった。本来はしないといけないんでしょうが、そんなことしなくても仕事が入ってきていました。そもそも士業に就く人が少ないでしょ。例えば、相続手続きをするために司法書士を探す必要があるとします。近頃はネットで探す場合もあるだろうけど、多くの人はまず知人に『司法書士の知り合いはいる?』なんて尋ねる。そうしたつながりから私の事務所を訪ねてくれるのです。これは士業の強みですね」

 取り返しのつかないような致命的なミスもしたことがないという。

「全部の仕事に落としどころというか、着地点が決まっていますからね。その過程で分からないことがあれば調べたり、依頼主と協議をすることはあるけど。手を抜かずに、正確にやればいいだけです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…