司法書士 桧山泰浩(3)近鉄時代の後悔「プロ4年目の本塁打被弾で野球人生が終わった」
「もし過去に戻れるなら、やっぱり最初の3年間をしっかりやりたいです」
NPBも韓国プロ野球も、自らの決断で幕を引いた桧山氏はこう言って少し寂しげな表情を浮かべたが、司法書士の仕事には、今のところゴールを設けていない。
「仕事は楽しい。やれるところまでやる。今辞めても、やることがないですからね(笑)」
そう話す顔はイキイキとしていた。
▽桧山泰浩(ひやま・やすひろ)1967年4月11日、福岡県生まれ。85年の東筑高(福岡)3年時、春のセンバツに出場し、ドラフト1位で近鉄に入団。張本勲の勧めで92年、韓国プロ野球チームに移籍するも、同年限りで引退。2年間の会社勤務を経て、知人の司法書士事務所で受験勉強を兼ねて研修。司法書士試験に合格した96年から、福岡市内に「桧山泰浩司法書士事務所」を構えている。